税理士に相談するコツ

税理士に相談するコツ 相続が発生したとき、親族だけで処理しようとすると、思わぬ高額な相続税が発生したり、親族間で感情がこじれて泥沼化して話し合いが進まなくなるケースがみられます。相続で後悔しないためには、まずは信頼できる税理士を探し、親族間の話し合いを逐一報告しながら進めていくことがスムーズに進められるポイントになります。そのためには、数多いる税理士の中でも、相続を得意分野とする人を見つけたいもの。
探す方法としては、インターネットで検索する、住んでいる自治体の無料相談会に参加する、知人や友人などに紹介してもらうなどがあります。依頼を決める際には、深い専門知識を持っている人であることはとても重要ですが、自分と相性が合うかも大事な点です。多くの場合、初回の相談は無料なので、気になる人がいたら、まずは会って話してみるのがおすすめ。これまでに手掛けた案件や話し方などから、何でも話せそうか、信頼して任せられそうかを判断しましょう。

相続について知っているようで知らない開始とは

相続について知っているようで知らない開始とは 相続については何となく知っていても、開始という事象については案外知らない人も多いのではないでしょうか。これは被相続人が亡くなった時に発生するもので、相続人が死亡の事実を知っているかどうかを問わないのが特徴です。発動するのは自動的ですし、死亡した瞬間に始まりますから、場合によっては知らなかったということも起こりえます。しかし、相続税の申告義務がある人はそれを逃れられないので、基本的な知識を身につけておき、いざという時に備えることが大事です。
税の申告期限は、開始を知った翌日から数えて10ヶ月以内ですから、猶予があるといえばあります。この猶予は死亡日とそれを知った日にズレが生じることを考慮したものです。とはいえ、先送りにしても期限は迫ってきて待ってくれないので、早めに必要な手続きを済ませてしまうのが賢明です。事象に関する知識を1つ覚えるだけでも、実際にその場面に遭遇した時に焦らずに済みますし、落ち着いて手続きできるようになるのではないでしょうか。